准看護師と看護師とでは、何が違うのでしょうか。
准看護師は准看護師試験で合格したら都道府県知事の免許がもらえます。
看護師は国家試験を受けて合格すれば厚生労働大臣の免許がもらえます。
どちらも免許に違いはないのですが、国家資格と、そうでないところが違います。
准看護学校と看護師の学校ではカリキュラムや時間数も圧倒的に違います。
准看護師と看護師の仕事内容は同じのことが多いのですが准看護師は保健師助産師看護師法では、
「医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。」となっています。
准看護師は、看護師の下に位置するわけです。
准看護師の場合、看護師の上に立ってリーダーシップとったり、管理職になれないことが多いです。
小さなクリニックで准看護師が主任をやっているところあるようですが、ほとんどは看護師の下の位置づけで働いています。
免許の違いで給料の差もあります。
看護師の中でも、大卒と専門卒の間でも格差がハッキリしている職場もあります。
もちろん、准看護師でも知識や技術があり、看護師に負けない経験を持っている人も多いです。
ですが、やはり免許の差は大きいな～と感じました。
そういった点でも、准看護師でいるより看護師になった方が良いと思います。
特に男性の方は、管理職などへ出世をしたいと考えているなら、看護師になった方が良いでしょう。
准看護師は看護師より学校で勉強する時間数も少ないので、卒業後に働いてみると、その知識の少なさを実感することも多いようです。
私の周りでも、准看護師で経験豊富で知識もあり、リーダーシップも取れるほどの方がいます。
ただ、それぞれに家庭の事情で学校に進学できないこともあり、とても残念に思うこともあります。
まだ通信で進学できる学校もあるので、挑戦できれば・・・と思います。
私の友人が准看護師10年以上の経験をもっていて、最近、通信の看護学校に進学して免許を取得した方がいます。強い意志があったから見事国家試験に合格できたのだと思います。
